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美容室店舗開業資金を日本政策金融公庫で借りたいときの書類の書き方

店舗開業資金を日本政策金融公庫で借りたいときの書類の書き方

1 イントロダクション

1-1この講義で学べること、対象者、講師自己紹介

美容室開業資金を日本政策金融公庫で借りたい時の書類の書き方をお伝えします。

この講義では、日本政策金融公庫から資金調達をしたい方、特に美容室開業を保証人なしで行われる時に、創業計画書の数値の書き方をお伝えいたします。

<この講義をお聞きいただいてお役に立つ方>

・美容室をこれから開業したい人
・日本政策金融公庫の生活衛生貸付で資金調達したい人
・美容室開業にあたり創業計画書の詳しい書き方書き方のポイントを知りたい人

<事前準備いただきたいもの>

日本政策金融公庫のホームページから、「創業計画書」の最新書式をダウンロードし、印刷してお手元にご用意いただくと、より理解が深まります。
日本政策金融公庫ホームページURL
https://www.jfc.go.jp/
融資制度一覧URL
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/
書式ダウンロードページURLから「創業計画書」をご選択ください
https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html

<執筆者自己紹介>

・みかんぐみ株式会社で、初めてこれから美容室を開業される方向けの店舗開業プロデュースを2009年から行っております。
・中小企業診断士(専門はマーケティング)です。
・店舗開業全般をお手伝いしております中で、融資の申請のお手伝いの部分では、2009年開業から現在まで100%融資実行されてきているという実績があり、その経験をもとにここでお伝えいたします。

※注意

本ブログの中でお伝えしている情報は、日本政策金融公庫から公式に発表されている内容ではありません。
私どものクライアントさんに対して、アドバイスさせて頂いてきたことの中で、審査合否の基準をこういう風にして判定しているなということを、情報を蓄積することによって得てきた独自のものをお伝えします。

2 ズバリ、自分はいくら借りることができるのか?

2-1上限とは

ここでは、日本政策金融公庫のホームページに書かれてある、融資上限金額をそのまま受け取らないでくださいね、というお話しです。

早速なんですが日本政策金融公庫のホームページ記載をみてくだいさい。

「新規創業」の「新規開業資金」という融資制度を利用した場合、融資上限金額に、7200万円、うち運転資金予算800万円って書いてあります。

ラッキー! 全体で7200万円も借りられるんだ、じゃあ自分も借りられるんじゃないか、っていうふうにお考えになっている方も、いらっしゃいます。

ですが気をつけてください。
これはいろんな規模の中小企業含めて、最大、国はここまでお金出しますという表示にすぎません。

あなたに7200万円上限で貸してくださるっていうわけではないんです。

いろんな条件が重なって、貸してくださる金額は決まってきます。
ということで、ホームページに書かれてある上限金額は、私たちにはあまり関係ないと思って見てください。

2-2 ズバリ、あなたが借りられる額を計算してみる

資金調達にあたって一番気にされていることは、自分は本当にどれだけ借りることができるんだろうかっていうところですね。

ズバリあなたが借りることができる金額。

「準備した自己資金額」=「日本政策金融公庫から資金調達できる額」

というふうにお考え下さい。

※この計算式が当てはまるのは、これから個人で創業されるる美容室店舗を開業者さんです。
もし、あなたが、2店舗目を出したい方だと、この限りではありません。

2-3 自己資金の考え方

日本政策金融公庫で保証人なしで借りる場合、自己資金と同額を借りられると考えてください、ということをお話ししました。

じゃあ自己資金とは一体どういったものを指すのか?

自己資金には、三つの調達手段があるとお考え下さい。

(1)自分名義の貯蓄

給与天引きでコツコツと毎月5万円貯めてきた、というのがコレです。
定期預金や通帳に、実績が残ります。

(2)贈与

生前贈与含みます。
振込実績が必用です。
相続の名目で、親御さんから開業の資金を応援いただく方が、結構多いです。
これも自己資金として計算していただくことができます。

(3)退職金

これは、振込実績が必用です。
これは口約束だけではだめで実際に退職金として師範振り込まれた通帳に記載されている金額、振込の相手方のお名前の記載があることが必要です。
これも自己資金としてカウントすることができます。
美容業界ではよくある話ですね。独立するということで、前オーナーさんが応援してあげるよっていう形でいくばくか応援してくださったり、あるいはまた会社の制度として退職積立金があってそれを退職と同時に振り込んでいただくということも可能ですね。

以上が自己資金として考えることができるお金でした。
あなたは、自分の貯蓄だけではなくプラス親御さんからご支援いただくことができるのか、あるいは今のお勤め先からご支援いただくことができるのか、という部分も含めて自己資金を整えていくことができます。

2-4 Aさんの例

自己資金と、融資可能金額と、開業資金の関係を確認しておきましょう。

「自己資金」

Aさんは、貯蓄が200万円あり、親御さんから生前贈与で200万円受け取ってます。
なので、Aさんの自己資金は合計で400万円ご準備頂いてるということが言えます。

「融資額」
自己資金400万円のとき、これぐらい貸してくださいと言って通る上限の理論値としては約400万円が上限です。

「開業資金」
自己資金400万円と、融資で借りる400万円を、足し合わせ、開業資金800万円で計画を立てる必要があります。

自己資金400万円あれば、800万円のお金をかけて開業することができるといえます。

この800万円の開業資金の中には、工事費店舗内装工事費用や店舗物件取得費用、例えば敷金礼金とか前家賃とか、開業のための集客広告費用、たとえばホームページやチラシや印刷物をつくったり、というのも含まれています。

2-5 保証人有りと無しでどう違うか

この記事では保証人なしの場合で想定して、例を挙げています。

ただ、保証人ありの場合と、保証人なしの場合とどう違うのか。
このご質問もよくいただきますので、ご説明しておきます。

保証人ありの場合の方が、ざっくり言うと、借りることができるお金の額が多くなるということです。

保証人有りの場合、自己資金の約3倍借りることができると理論上にはなってます。

保証人無しの場合、自己資金の約2倍借りることができると理論上はなります。

たくさん借りることができたほうがお得と考える方もおられます。
ですが、自己資金400万円にレバレッジをかけて、さらにたくさんのお金を借りるということは、返す必要が出てくるということにもつながっていきます。

なので、たくさん借りられるから、よいというわけでもなく、返済するのはあなた自身で、それを返済していくのは、毎月、日々生活を送っていくために必要なお金も確保しながら返済していけるのかというところもシュミレーションし、借りる条件を決めていく必要があります。

小規模で美容室を開業される方クライアントさんが多いので、わたしは、保証人なしのパターンで今回ご紹介させていただいております。

あなたの場合はどうでしょうか。

2-5 公庫以外の選択肢

小規模で美容室開業を検討される方は、日本政策金融公庫で開業の融資を受けられる方がほとんどです。

公庫以外を検討されるとすれば、万が一公庫で借りることができなかった、あるいは、地方自治体の金利融合制度を利用したいとお考えのときです。

金融機関と公庫の違いを、二つご紹介しておきましょう。

(1)保証協会がつく

銀行で借りると、保証協会と契約し保証してもらうっていうことが多く発生します。なので保証協会の費用をまた別途払わなければならないということになります。
保証協会、私たちにお金を貸してくれるその銀行に、もしわたしたちから返済が滞った場合に、保証協会から銀行に対して保証される、という仕組みです。

(2)大事なもの

日本政策金融公庫では、まず自己資金の額が最初大事なんですよ、とお伝えしてきました。

銀行の場合は、自己資金の額よりも、担保や保証人、もしくはご本人様がこれまでどういった稼ぎをして、こられて今後どういう風に稼がれるのかという道筋がより重視されます。
ぶっちゃけ言うと、なにか担保があると本当に楽です。

3 創業計画書の書き方6つのポイント

3-1 書き方1 審査の着眼点を知る

創業計画書を書いていく段階で、特に重要視される六つのポイントをお伝えします。

画面で見るだけでは分かりづらいわっていう方は、是非日本政策金融公庫のホームページから「創業計画書」をダウンロードしプリントアウトしてお手元にご用意ください。
https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html

ポイントの一つ目は、審査をする人の気持ちになってこの書類を書いてくださいということです。

私たちは、お金を貸して欲しい一心で、この書類を書きます。
お金かしてくださいって、これだけ貸して欲しいですと気持ちをこめて書きます。

でも、当たり前なことなんですけれど、お金を貸す側の方も、感情でお仕事されているわけではなく、決まりのあるなかで、融資をするしないという審査をされています。

日本政策金融公庫の担当者側の立場や気持ちもちゃんと理解して、そこの視点を忘れず丁寧に盛り込んでいくことが大切になります。

で、それは何かというと、審査する側の視点とは、「この人にお金を貸したら返ってくるのか」ということです。
大切な国のお金を、自分の判断の間違いで、返ってこずに損をしたとなると、仕事人として嫌ですよね。

「お金を貸したら返してくれるのか」というのが一番よく表れているのが、創業計画書の中の7番と8番です。
右側に、「7、必要な資金と調達方法」、その下に「8、事業の見通し」という欄があります。

この A 4の小さな紙を最初に見た方は、なんだ簡単だ、と思うかもしれません。
けれどもこの1枚でもあなたの考えていること、計画していることが、本当に実現できるのかってことが、丸見えになるのが、7番と8番なんです。

ということで、書き方の6つのポイントでは、この7番と8番の欄を具体的に見ていきましょう。

重要にもかかわらず、7番と8番の欄がとても小さくて、ここで何を判断されるのか、何の数字を書き込めばいいのかと、筆が止まってしまう方が多いのですが、大丈夫。ポイントを読んで、しっかり数字をつくっていきましょう。

3-2 書き方2 バランスをみる

創業計画書の「7、必要な資金と調達方法」をご覧ください。

この欄、右側と左側に分かれているのがわかりますでしょうか。

左側は「必要な資金」と書かれています。
店舗内装工事をしたり、美容材料や機材を買ったりなどして、店舗開業にあたりあなたの手元から出て行くお金が、この左側に書かれます。

右側は、「調達の方法」です。
左側で、あなたの手元から出ていくそのお金は、あなたはどうやって手に入れるんですかということが聞かれています。
上からみると「自己資金」、「友人兄弟知人からの借入」とか「日本政策金融公庫からの借入」とか、それでももし足りなかったら他の金融機関にも頼んでるんだよーとか。

出ていくお金と、そのお金の源泉を聞かれています。

バランスが大事というのはズバリ右側の合計欄と、左側の合計欄の数字は、正確に合わせておいてくださいというのがポイントです。

たとえば、自己資金400万円、公庫からの借り入れも400万円、右側の資金調達蘭の合計が800万円と書きましした。
でも、ちょっとね、お金を手元に残しておきたいから、じゃあ工事の費用を少し減らして500万円で開業しますと書き、左側に500万円と書いちゃったとします。

そうするとこれはバランスがあっていないってことになります。

逆の場合も駄目です。
店舗を借りて保証金礼金なり払って、内装工事もして、美容機材も買ってとしてゆくと、左側が1千万円になっちゃいました。
自己資金と借り入れで、右側はやっぱり800万円ぐらいにしかなりません。
後の200万円どうしましょう、だから、ねえ、もっと貸してください。
とかそういう風なストーリーもダメなんです。

左側が増えてしまった場合は、あなたの手元から出てゆくお金を抑え必要があります。
たとえば、美容機材は中古にして出ていくお金を圧縮する、内装工事費を抑える、といった具合です。
とにかく、右側の800万円に合わせる必要があります。

なお、左側に書き込む数値については、想像はダメです。
具体的に、押印のある正式な見積書が必要です。
かつ店舗型店舗の物件の契約書も必要です。
本当にこれぐらいかかるんだから、ね、だから、自己資金に足りない分、公庫さんから貸してくださいって言うお話に持っていくわけなのです。

3-3 書き方3 自己資金の準備の仕方

自己資金は、貯蓄、親御さんからの贈与、あるいは退職金でつくれます。

自己資金は準備の仕方によって、あなたの計画の成功度合いが伝わるというようにみられています。

どこまで本気で、やる気があって、ここまでコツコツと取り組んできてるのが、自己資金の準備の仕方も判断される材料の一つになるのです。

「7、必要な資金と調達方法」の右側、一番上の欄に自己資金を書きます。

自己資金は、ほんとに書かれた金額が用意されているか、数字として通帳を見せてくださいと言われます。
・どんな由来の自己資金なのか?
・額は正当か?
この二つの観点から見られます。

一番印象がいいのは、定期的に給与から天引きするなりあるいは積立する形でコツコツ貯めてきているという証拠を残すことです。

つまり、あなたはコツコツ貯めることができる、こうやってコツコツ努力をすることができる、諦めずに波が経営に何があってもきちんと儲けを出してコツコツとお金を返していくことができる人だ、という風に見られるって言う事なんですね。

もちろん退職金や贈与のお金をもらうことが、悪いことではありません。
ただし自己資金の額の中で50パーセント以上のものが、急な用だてでできたお金である場合には、印象としてこの人は、急に開業を思いて決めだけなのかな、ほんとにやる気あるのかな、という風に判断される場合もあります。

自己資金の調達方法は、コツコツ貯めていくことをおすすめします。
もし、開業をあと1年以上先に予定されているようであれば、給与天引き、いまから始めてください。

3-4 書き方4 売上予測の立て方

売上予測が立たない方はおられません。
なぜなら、独立開業しようとまで決心された方々は、店長さんとかマネージャーなど、店舗幹部として、すでに腕に自信があって独立されますので。

でも書類を書くとき、よくある失敗をしてしまいます。

その失敗とは、この売上予想の立て方の「8、事業の見通し」のところ、いまの経験の数字を書いてしまわれるわけです。
たとえば、いま月間200万円を一人で売上あげてるからといった具合です。
ですが、くれぐれも、いまの経験だけをもとにこの欄を書くのはやめてください。

ここでは、やっていただきたいのは、売上の根拠を数式と数字で表現するということです。

なぜ過去の経験から書いちゃいけないのか?

例えば店舗開業する時に、いままで働いてきたところと、違う立地ですよね。
もし、同じ地区だったとしても、通り1本の差とかあるはずです。
違う立地だと、住んでいる方、来店者の様子などが違ってきます。

日本政策金融公庫の担当者さんは、地図を見るだけではなく、実際にその店舗の立地にも出向いて確認されます。
なので、地域の状況もご覧になります。

ただ書類だけを審査されるわけではなくて、あなたが本当にそこで開業をするのか、その数字の根拠は適正か、ところも担当者さんの過去の経験から照らし合わせて、現地でみるとわかるんですね。

なので今の経験がもし月額200万円の売上だというのを、同じように上げたとあなたは考えているとします。

それをどのように、自分が実際に独立した時に具体的に実現するのかを表現すればいいのか。

鍵は、3つ。
「何席あるか?」「何回転するか」「客単価がどれぐらいか」

まずこの基本の三つを表現する、美容室を経営する場合の基本売上予測計算式をご紹介します。

売上予想=客単価×席数回転数

日本政策金融公庫のホームページを見ると美容室の書き方の例が載っています。
プリントしてみてください。

美容室創業計画書記入例

是非、この例を真似してつくってください。

創業計画書の右側の、「8、事業の見通し」蘭の、さらに右の少し大きめの枠があります。

ここに、起業したばかりのまだ売り上げがそんなにない時と、軌道に乗ったときと、二つのパターンで上記の式が書かれています。

あなたも是非、最初のスタート時はこれぐらいだけれども軌道に乗って約半年後1年後とかにはこれぐらいになるという予想立書き込んでみてください。

3-5 書き方5 顧客数をどう見積もるか

来店客数や客層は、平日と週末でもかわりますし、また、曜日だけてでなく、時間帯によっも変わりますよね。
つまり、回転数と、客単価がかわるということ。

あなたの経験上、どの曜日のどの時間帯には、これらの客がくる可能性が高いと、細かく書くことで「8事業の見通し」欄に書く数字が、より現実味を帯びて伝わります。

必要な顧客数とか客単価を算定する場合分けについては、美容業で納得いただきやすい分類があります。
曜日と時間を、次の3パターンに分けみてください。

たとえば、
・パターン1 平日(終日)
・パターン2 週末・祝日(朝から昼過ぎまで)
・パターン3 週末・祝日(夕方から夜まで)

思い返してみていただくと、納得いただけるとおもいます。
それぞれ、客層が違うので、したがって客単価や回転数がちがってきますよね。

それぞれのパターンに、美容業の売上基本式

売上=客単価×席数×回転数

にしたがって、あなたの考えを書き出していただきたいのです。

例えば、こんな感じです。
・パターン1 平日は、主婦で来店周期が短い方が多く、1日6000円の客単価で、2席のカット席が、4回転します。

・パターン2 土日祝の昼間だと、お勤めで来店周期が長いかたが多く、客単価1.2万円です。2席のカット席が、2回転します。

・パターン3 土日祝の夕方以降だと、男性と子供のお客様が多く、客単価が3800円で、2席のカット席が3回転します。

という具合です。

曜日と時間帯毎に、どんな客層がいらっしゃるかが具体的にみえ、来店客数と客単価がきまれば、売上の根拠として、この資料は具体的なものになります。

これで、ひと月にお客様が何人来てくださるかがわかります。

この数値は、公庫の担当者に売り上げの信ぴょう性を与えるだけでなく、あなた自身にも、経営を開始するときに準備すべきことを、さらにつっこんで教えてくれます。

<顧客リスト>
つまり、あなたの目標売上高をあげるために、あなたは今もうすでにその顧客数の顧客リストは持ってるんですか?

<広告計画>
毎月これぐらいの人がくるような広告計画のために、広告予算を取ってるんですか?

など、集客施策のいろんなことにつながってきます。

「8事業見通し」の売上予測のところの右側の蘭に、このように場合分けをしたパターンをたくさん書けないというときは、別紙に書いて、提出してかまいません。
ちゃんと読んでくださります。

この、パターン分けをして、顧客数を導き出す作業は、必ずやってください。

ここは、飛ばさずに是非あの手を動かしてくださいね。

3-6 書き方6 良い時と悪い時を両方想定する

「8 事業の見通し」蘭に、もうひとつ、パターン分けをした資料を追加してください。

それとは、「良い時と、悪い時を両方を想定して場合分けをする」ということです。

<理由>

この場合分けの必要性は、公庫の審査をする人に、ここに書かれてある数値は、客観的なものなのだということを伝えるためです。

たとえば、あなたは、計画を書くときあなたはどちらのタイプでしょうか?

・楽観派?

これぐらいいくといいなーっと、希望のマックスを書くタイプですか?

・慎重派?

これぐらいは絶対にクリアしないと死んじゃう、みたいタイプ?

大体の方はどちらかです。
なので審査官にとって、これは平均値を表しているのか、最大期待値なのか、最低必達の数値なのかかりません。

なので、良い時と悪い時でも、ちゃんと場合わけして書いておくと、より、あなたの数字が実現身を見て見えてきます。

<分け方>

先ほど、顧客の数を割り出す場合分けを3パターンおこなってみてくださいと、お伝えしました。
1、パターン1 平日(終日)
2、土日祝 昼
3、土日祝 夕方以降

この3パターンに、それぞれ、次の2つのパターンを追加し、さらに細かく場合分けをおねがいしたいわけです。

a,下限--最低死守ライン ここまでは行っとかない死んじゃう。お店も回していけないという必達ラインです。予想の下限ですね。
b,上限--最上希望ライン お店のキャパシティーは最大でこれぐらい。キャパシティー一杯になったら本当に嬉しいなぁっていう最大ラインです。予想の上限ですね。

1~3のパターンに、上限と下限の両方書きたすと、こんな風な場合分けになります。

1-a, 平日 下限
1-b, 平日 上限
2-a, 土日祝 昼間 下限
2-b, 土日祝 昼間 上限
3-a, 土日祝 夕方以降 下限
3-b, 土日祝 夕方以降 上限

この6通りになります。

この6通りを、「8事業の見通し」蘭の右側の箱のところに書き込むのは小さすぎますので、これ別紙でかきだしてください。
きちんと見てくださります。

むしろ、ここまで書くと、計画書類にかなり信頼感が生まれます。

現実を直視して、予測してるんだな、事業に力をいれて取り組むんだなっていうことが伝わります。

あなたの熱意が数字になって現れてきます。

是非この売上パターンも、記入ください。
ただ、言葉だけで熱意が伝わるわけではないこと、ここでおわかりいただけましたでしょうか。

4 創業計画書を提出するまでの準備

4-1 不動産を契約する時期

「創業計画書」を書くタイミングと、不動産を契約するタイミングと、その関係は、どのようにしたらいいですかっていうご質問をよくいただきます。

「創業計画書」には、資金の使い道のところで不動産物件取得費用も書きます。なので、どこで開業するか、具体的な物件まで決まっている必要があります。
住所も聞かれます。
場合によっては、地図や、物件の写真も提出させられます。
また、公庫の担当者さんは、実際に物件の現地を見に行ったりもされます。

なので、そこが決まっている必要はあるのですが、それでも、あなたとしては、「融資がおりないということはないと思うけど、でも、やっばり融資の決定事項があるまで安心できないなー」とご心配になられるでしょう。

そこで、不動産を契約する時に、条件付きでお借りすることを契約書を交わさせて頂くときに特約に書いていただけるように、不動産仲介会社さんとお話ししてみていただくことをご提案します。

不動産会社さんも、借り手がいることは嬉しいことです。
また、多くの方が、自己資金100%で開業されるわけではなく、金融機関とのやり取りがあってはじめて開業を実現されてゆかれることをご存知なので、大体は OK してくださります。

では、どんな条件付きで待ってもらうか?
次の二つについて、特記事項に付け加えてくださいっていうお願いをしてみてください。

(1
融資決定後に敷金などを支払う。今は手付金だけ支払います。

(2)
もし融資が決定しなかったら、手付金を放棄してこの契約書は破棄できる。

要するに、不動産を契約するのは、融資の書類を出す前なんだけれども、実際にお金を払うのは後にしてね、というお願いを2つ付け加えてもらうということです。

ぜひ、お願いしてみてください。

4-2 開業を決意してから準備すべきこと

開業を決意してから準備すべき二つのことをお伝えいたします。

(1)
自己資金用意しましょう。

一番おすすめの方法は、給与から天引きし、一定額を積み立てていくこと。

(2)
入出金管理をきれいにする。

つまり、水道光熱費、クレジットカードの支払いを滞ってはいけません。また、市民税など、税金関係のも遅滞なくちゃんと支払うことも必要です。

もちろん、クレジットカードの未払い、踏み倒しというのももってのほかです。

1ヵ月の給与>1ヵ月の支出

この数式が、ひとめでわかる通帳にできるように、生活口座をできれば一つにまとめ、水道光熱費給与をまとめておいたほうが、説明が楽になります。

また、ああこの人は、お金の管理がきちんとできる人なんだな、という印象にもつながります。

特に気を付けていただきたいのは、若い時にお金がたりなかったから、クレジットカードの未払いが累積していて、支払い不能になったことがある、といった経歴をつくらないということです。

クレジットカード会社のブラックリストに載ってしまうと、金融機関からお金が一切借りられなくなってしまうので、軽々しく、「払えないものは仕方ない」なんてっていうことはしないようにしてください。

4-3 金利をさらに安くする工夫

店舗新規開業にあたって借り いお金の金利をさらに安くする二つの工夫を最後にお伝えします。

(1)質問する

日本政策金融公庫では、いろいろな、融資商品をそろえています。
担当者さんに、「どの商品を申し込めば私が一番お得ですか?」と質問してみてください。
親切に教えてくださります。

検討に値するものとしては、 U ターンの場合だと地方で特別そのような制度がある場合がありますし、また女性の場合も条件が有利な融資枠あります。

(2)組合に加入する

美容組合に加入することです。
加入していると、美容組合で経営指導を受けたことにしてくださり、推薦状を書いていただけます。
書類があればえ日本政策金融公庫の方で金利が安くなるという仕組みになっています。

美容組合で経営指導がちゃんとなされてるから、ここの店はうまくいくよ大丈夫だよということを、美容組合がバックアップしてくれていることになるわけです。

美容組合に入ると、寄り合いにも行かなければならないし、組合費もかかるし、あまりメリットがないという風におっしゃる方もおられますが、このように創業融資の金利が安くなることや、開業されたら必ず入るの美容保険も、美容組合にはいっていれば、自動的に、付帯でついてくるというメリットも得られます。

美容保険とは、例えばのお客様のカバンを紛失しまった、服を汚してしまったあるいは事故になってしまったという場合に、お客様に対して、保険会社からお金が支払われるという保険です。

なので、もし、美容組合もはいっておこうこと考える段階にあられる方は、是非加入も検討してみてください。

5、いますぐやるべきこと

日本政策金融公庫で、保証人なしで、融資を受けるために書類を書く方法ということをお伝えしてきました。

最後にまとめとして、いますぐやっていただきたいことをお伝えます。

いますぐ、あなたの給与から一定額を天引きして貯蓄を開始すること。

まだの方は、天引きを手続き完了までを、本日中に終えてください。

あなたは、あと何年で開業しますか?

その時にどんな規模で開業を希望されていますか?
どれぐらいの金額必要でしょうか。?
そのために毎月どれくらい貯蓄する必要がありますか?

そういったことを具体的に考えて毎月の天引き額決めてみてください。

あなたの給与の80%で生活を行い、20%貯蓄に回すっていう方法で可能でよく美容業は給与が安いので貯蓄ができないという風にお話になる方もいらっしゃりますが、給与が低いというのは業種にかかわらず、誰もがみんな自分のことをそう思っています。

業種や、環境のせいにして、独立の夢をあきらめますか?
誰かのせいにして生きていくのは、嫌ですよね。

最初のスタートにお金がかかりますが、とてもやりがいのある挑戦にあなたはいまからいどむわけです。

挑戦して、自分の力でこじ開けるには、この貯蓄という方法が一番確実です。

チャンスを掴み、人生を自分の手に取り戻すために、是非この天引き設定を終えるところまでやってください。

この講義を最後まで読んで頂いてどうもありがとうございました。

もし質問等あれば、無料相談をご利用して、ご質問いただければと思います 。


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