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本物の美容を伝えるブログ
10.302017
白髪のご相談のお客様を,わざと遠ざけてませんか。
美容室開業支援の当ブログをご訪問いただきありがとうございます。 お客様との笑顔あふれる美容サロン開業支援プロデューサーの、和田美香です。
美容業でお仕事させていただいているので、「いい美容室知らない?」と女友達から相談されることがよくあります。
先日、こんなピンポイントの相談がありました。
「白髪がピンピン生え際で目立ち始め、もうごまかせないところまできました。ヘナがいいとか、オーガニックカラーがいいとかいろいろいわれますが、ほんとのところがよくわかりません。身体に負担がすくなく、持続できる白髪対策をおしえてくださる美容室しりませんか?」
就学前のお子さんのママで、お仕事もされてるなかで、自分にあった美容室を探すことがなかなかできないままのことを悔いておられました。
このご相談をうけて、やりとりをしているときからずっと、わたしの気持ちがチクチクザワザワしました。
ああ、わたしたち、美容業界にいる者は、お客様に自分たちのことを知っていただきたくてチラシをつくったり、販促ツールをつくったり、店内のイベントを考えたり、ニュースレターをつくったり、いろいろしているけれど、お客様が本当に知りたいことを、わざと遠ざけて来ていないか?と。
というのも、白髪のお客様の気持に寄り添うことができるお店であることアピールする広告物は、ほとんどつくってきていないため、そう感じたのでした。
一緒にお仕事させていただいている、独立される美容師さんは、20代後半から30代半ばの方が多いです。
白髪で悩み始める私のような40代からみると、みなさま、とてもお若いです。
そして、ご自身がまだ切実に白髪で悩んでおられないからか、お店のメニューに「白髪染め」という文字列を載せない傾向がおおきいです。
またそのほか、2つの理由から、わざと「白髪染め」の言葉を避けておられるようにおもいます。
ひとつは、「白髪染めという後ろ向きの表現をお客様にしては失礼。ただ負を隠すカラーではなく、カラーでおしゃれになるというプラスの感覚でカラーをお勧めしたい、楽しんでいただきたい」という、お客様を引き立てようとするお気持ちから。
もうひとつは、「白髪専用のカラー剤はなく、おしゃれで黒髪を染めるのも、ただ色の選定が違うだけ」という、材料で差異がない理由から。
美容室は全国で23万件ちかくあり、若いサロンオーナー様ばかりでなく、幅広い年代層のサロン経営者様のお店があります。
なので、選ぼうと思えば、白髪でご自身がお悩みのオーナースタイリストさんの美容室で相談することも難なくできそうに思えます。
でも、なぜか、美容室探しで困っている人は、なくなりません。
髪の悩みが心の痛みにまでなっている方は、自分の考えや悩みを受け入れてもらったうえで、提案をくれる美容師さんを探しておられます。
安い白髪染めの美容室をさがしているわけではありません。
安いカラーの美容室ばかりをさがしているわけではないのです。
こころの痛みを癒してほしい。
そこに価格は関係なく、美容師さんお一人お一人の技術の傾向や、自分と話があうかどうかという関心が大きいのです。
なのに、お一人お一人の美容師さんについての「どんなお話しをしてくださる方か」「どんな立ち位置で話を聞いてくださる方か」という情報は、お店に行ってカット椅子に座って、施術していただいた後でしかわからない状況があるばかりです。
白髪染めに限らず、ネープの逆毛で悩んでいていまだうまく扱ってくれる美容師さんに会ったことがないと嘆くママ友もいました。
白髪染めのお客様ばかり来てほしくないとか、若い方にも来てほしいといった、お店のスタッフ構成による、集客年齢の分散も考える必要がある場合もあるでしょう。
でも、もしあなたが、「白髪染めの方のお気持ちわかります」という美容師さんだったとしたら、「白髪があっても毎日か楽しくなる処方お伝えできます」と声をあげていただけませんか。
あなたご自身のスキルとマインドと立ち位置をおつたえいただけると嬉しいなとおもいます。
いまわたし自身、まだ白髪染めでは美容室にお世話になったことがありません。
だけれど、自分だったらやってほしいカラーってどんなのか、いまの自分だったらどんなカラーの悩みを聞いてほしいか、月に一度より短い周期ほどで頻繁にいかなければならない美容室は、どんなお店だったらうれしいか、行きたいかなどなど、白髪染めの悩みをきっかけに、「やっててほしいカラーのサービス」「白髪染めケア」「お店づくり」をすごく考えるきっかけになりました。
美容室との相性がいまいちで、つい足が遠のき、根本が白く目立つ髪に、という事態は招きたくないです。
翻って、白髪でお悩みの方をすくって差し上げられる美容室のアピールを、してくださるところが増えると嬉しいなと強く願っています。
若い方のスタイル写真や、近所の飲食店紹介ばかりでない、美容師さん自身の考えや立ち位置を伝える情報発信を切に願っています。
どんな立ち位置でお話ししてくださる美容師さんかがわかる情報発信にしていただけると、困っておられるお客様もすくわれると信じて、あなたのことをおはなしください。
追記
白髪の相談をしてくれた友人には、ヘナのこと、オーガニックカラーの材料のことなど、わたしがサロンオーナーとして知っている範囲の材料のはなしと、プラス、その近隣に住んでいる志向があいそうな別の友人のいきつけの美容室を聞いて、伝えました。
青山や銀座にゆかなくても、近所で、お悩みが解決するのが一番幸せですね。
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