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Un the Shiniyon(アンテシニヨン)様
Un the Shiniyon(アンテシニヨン)様は、2013年11月に、三軒茶屋の駅近くで開業されました。みかんぐみの和田や小川の印象や、今後の抱負などをうかがいました。
Un the Shiniyon(アンテシニヨン)様概要
- 2013年11月開業
- カット面4席、シャンプー台2台、待合4席
- スタッフ 2名
インタビュー目次
- リピートでご相談いただいた理由は?
- 決め手は美容室を知りつくしているという点
- 美容師と同じお客様を向いた目線でお店をつくってもらえる安心感
- 女性のお客さまの心をわしずかみ!
- まずは要望をぶつけると受け入れてもらえる。そこから、納得できる方法を探してくれる。
- 店名の由来は「茶屋」
- 働く女性美容師の幸せの輪も広げたい
- とにかくまずは相談して話して、それから考えてみて。
リピートでご相談いただいた理由は?
Q.今日はどうぞよろしくおねがいします。中市様とは、5年まえに別のところで美容室開業のお手伝いをさせていただいて、アンテシニヨン様は2度目の開業のお手伝いをさせていただいたことになります。久しくお目にかかっていないのに、ことし夏わたしたちにご相談の連絡をいただけたときは覚えていただいていて本当にうれしかったです。一度目の開業をお手伝いさせていただいたとき、どんな印象が中市様にあり、もういちどわたしたちにご連絡をいただけたのでしょうか。
A.とにかく担当の小川さんの印象が強烈で、とても安心感があったためです。自分で美容室のお店を出すことは、とにかくわからないことばかりです。わかっているつもりでも、わかったふりをしていては危ないなと自分で感じていました。わからないことも、わからないと言えることが大事と考えていて、小川さんには、ちょっとわからないことでも、なんでも聞ける、聞けば安心という感覚がのこっていたので、とにかく相談してみようと思ったためです。
決め手は美容室を知りつくしているという点
Q.開業のご相談とは別に、工事については、他の設計事務所さんにもご相談されているなかで、最終的にみかんぐみ(株)を選んでいただけたのは、どんなポイントがあったからですか?
A.決め手は、美容室を知りつくしているという点でした。
他に相談していた会社は、店舗内装を主にてがける会社でした。内装デザインを素敵につくってはくれるけれど、店舗全般どの業種も扱っている会社で、美容室のことをすごくよく知っているというわけではないのがわかりました。お客様の動きや、スタッフの動きなど、動線を把握してつくってもらえるかどうか心配でした。
美容師と同じお客様を向いた目線でお店をつくってもらえる安心感
Q.具体的に、どんな点が美容室をよく知っているという安心感につながりましたか?
A.担当の小川さんは、美容室のお店の向こう側にいる、ご来店いただくだろうお客さまをみてお店をつくってくれます。
この点が一番こころづよかったです。
わたしたち美容師も、お客さまをみて仕事をしています。
なので、同じお客さまを向いた目線でお店をつくってもらえるという絶対的な安心感、信頼感がありました。
みかんぐみさん以外のところだと、お店をつくるという話ししか出なかったのです。
Q.どんなやりとりがあったかおしえていただけますか?
A.たとえば、「ここにドアの取手をつけたい」とわたしが希望しても、「ここドアの取手は、お客さまが通るからダメ」といった具合です。
わたしたちは言いたいことをいうなかで、細かなことですが、小川さんはお客さまになった目線で返事していただけるなあと安心し納得できました。
Q.オープン後、お店の使い心地はいかがですか。
A.使い心地、すごくいいです。
1階のお店にしたいけれど、外から丸見えにしたくないと思っていました。
隠れ家的な、くつろげるお店にしたいとおもっていたのを、きっちり叶えてもらえて、とても満足しています。
女性のお客さまの心をわしずかみ!
Q.使い心地がいい点は具体的にどこでしょう?
A.まず、入り口の扉ですね。
女性のお客さまの心をわしづかみにしてくれると思います。
これも、わたしが「こんなかんじにしたい~」ととにかくはなしたことを小川さんが聞いて、じゃあ、扉は丸にしておきましょうと丸にしてくださったという感じですね。
待合コーナーの壁の色も、雰囲気をくんで勝手にピンクを提案してもらいました。
それから、女性の美容師が働きやすい環境作りをしてゆきたいというお店の理念があるところもくんでもらってます。細かなところですが、解体工事のときに、スタッフルームになる場所にあるキッチンを残しておいてもらっています。
また、冷蔵庫を置くスペースもつくってもらいました。美容師は、食事の時間が不規則になりがちなのですが、でも女性はきちんと食事をしないと基礎体温が下がりがちですよね。基礎体温が下がってしまうと、妊娠しにくくなるなどいわれていて、女性美容師にとって食事は大きな問題なのです。
またカット面の間取りのとりかたやスペースも絶妙です。お客さまと美容師の関係だけでなく、お店全体でチームとしてお客さまをおもてなししやすい空間になっています。お店で働く美容師同士の意思疎通のキャッチボールがとてもしやすいです。
まずは要望をぶつけると受け入れてもらえる。
そこから、納得できる方法を探してくれる。
Q.みかんぐみ(株)のよかった点、わるかった点の評価をおねがいします。
A.よかった点は、まず、予算が明確に話しあえるということがひとつ。また、どんな話をしても、まずは一旦受け入れてもらえて、そこから話しがはじめられるので、そこからすすむ方向について納得できるというですね。たとえば、「これ、費用が高くつくのと違うか?」と自分ひとりで迷ったり悩むことも、まず話してぶつけられる。ぶつけてみてから、実現させるための方法を一緒に考えてゆける点がよかった。
わるかった点? 小川さんが、「今日の打合せは何時でしたか?」となんどもよく言ってたことかな(笑)。
店名の由来は「茶屋」
Q.ありがとうございます。
ところで、アンテシニヨン様は、将来どんなお店にしてゆかれるか夢や目標をお聞かせ下さい。
A.地名の三軒茶屋にちなんで店名をつけました。アンテシニヨンは、茶屋なんです(笑)。茶屋にきてすわってはなして、なごんで、そしてまた日常のおうちへ帰っていただける。なんにも用がないけれど、ふらっとお茶をのみにきてくださる美容室にしたいです。
Q.え、ほんとに用がなくても来てかまいませんか?
わたし、三軒茶屋の駅を利用するとき、ほんとに用がなくても「こんにちは」って来てしまいそうです(笑)。
A.ええ、ほんとに来てください。この間うれしかったことは、男性のお客様が、「彼女ができた~」と、彼女さんと一緒にドアをから~んとあけてただそれを伝えるだけにきて下さったこと。通りがかりだったと言ってね。ただそれだけなんですけど、ほんとにうれしかったです。ちょっと嬉しいことや、なにかあったときに、一緒にうれしさやこころのわだかまりも共有できるお店でいたいです。
働く女性美容師の幸せの輪も広げたい
Q.心あたたまる雰囲気づくりは、女性オーナーさんならではの想いですね。
A.はい。素敵な笑顔で、お客さんと話すのが大好き、お客様を笑顔にするのが大好きという女性の美容師さんたくさんいらっしゃります。そんな仲間とともに、美容があって幸せといってくださるお客様との輪をうんと大きくしてゆきたいです。まず、ここ、三軒茶屋からスタートして、女性美容師がずっといきいきとはたらけ、お客様も笑顔の毎日を送れる美容室を将来的には店舗数をひろげてゆきたいです。
とにかくまずは相談して話して、それから考えてみて。
Q.女性美容師にやさしいお店という点からも、ぜひ、挑戦をひろげてください!
最後に、これから独立開業を考えている方に、みかんぐみ(株)のことを、中市様からご紹介いただければ嬉しいです。
A.とにかく、一回相談してみて!会ってみて!
そして、納得がいくまで話してみて!それから考えた方がいい。
予算がなくてみかんぐみ(株)にたのめないのでは、というのがあれば、なおさらまずは相談してみて。
話しをまずぶつけてみてから、考えてみるといいです。
オープン直後から、お休みの日もなくお客様が絶えない美容室様です。お忙しい中、インタヴューと撮影のために、お客様の予約を入れずにお時間をとっていただきありがとうございました。心より御礼もうしあげます。
取材日 2013年11月18日
オーナー様が、はっきりとご自身の意見をもってお話しくださるので、情報をくみとらせていただきやすく助かりました。設計・デザインは、オーナー様とのキャッチボールが重要ですので、出来ることはできる、出来ないことはできないという、設計師の意図をくんで理解していただけるやりとりをさせていただけたことが、結果的にご満足のいただける仕上りにつながったと思います。