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本物の美容を伝えるブログ
8.262024
永く営業する地域密着個人店の場合の繁盛する店舗デザイン
自分の店を持つとなれば、「こんなテイストにしたい」「あんな雰囲気のお店がいいなあ」と、飲食店や、小売店など他業種をふくめた、他店の店舗デザインが気になりますね。
いま、どんなテイストの、どんなデザインの店が繁盛するのかな、でも、まてよ、店舗デザインは流行りにするのがいいのかなって迷ったら、この記事を読んでみてください。
みかんぐみ創業前から、美容室の店舗開業をお手伝いしてきていますので、開業のときにご希望になる店舗デザインも20年近くたてば、様変わりしてきていることを、改めて感じさせられました。
というのも、14年前に開業をお手伝いしたお店のオーナー様から、漏水修理の依頼があったからです。
その店舗は、ピンクがかった石の壁を使用し、間接照明を多用した、落ち着いた空間づくりのお店でした。
何テイストか?といわれれば、しずかなホテルの、個室ラウンジといったところでしょうか。
とにかく、どこか目立つ施設のデザインを真似たというよりも、「落ち着いた雰囲気と、さわやかな空気感」を大事にされたオーナー様のご要望を汲んだお店のデザインでした。
だからといってはなんですが、「若者むけのおしゃれ感、ハイセンスが売り、を前面に出した」デザインではなかったんです。
で、14年経ってからお店を改めてみてみて感じたのは、「流行りを追わなかったのは、よかったな」ということ。
オーナーさんも、そしてお客様もともに、年年、すこしづつ歳をとります。
個人店で、新しいスタイリストさんを雇っていない場合が多いですよね。
そんななか、ふと立ち止まってみたとき、確実に「古臭くなっている」部分が出るか、「しっくりくるお店になっているか」が、どちらかだなーって、感じるのです。
年に15店舗以上ずっと美容室を作らせてもらってくると、ふととおりかかる通りに、開業をお手伝いした美容室があることがままあります。そのとき、わたしが、感じるのは、「ああ、古くなってしまって、気になるなあ」というものか、「しっくりくるお店になってるな」かのどちらかなのです。
流行を追わないということは、オーナー様のご要望でできた店舗デザインが、オーナー様の人柄にしっくり寄り添って時間を刻むということです。
流行を追うということは、オーナー様の人柄やお店の特徴を、時代にあわせる、ということです。
時代にあわせるってことは、その時々の時代の変化にあってゆかなくてはいけません。
でないと、流行って、すぐに波のようにうねって、変化してゆくものだからです。
流行を追わない店舗デザインは、一見、地味にみえるかもしれませんが、3~7年毎の店舗の大規模な改装を行わない、小さな個人店の場合は、サロンオーナー様とともに時代を刻んでゆけるいい選択だなーって感じたのでした。
もちろん、店舗に新しいスタッフさんを迎えたいとか、育成もしてゆく経営をしてゆくとか、いろんな変化が急にやってくるかもしれません。
でも、そんなときも、変化も含めて、「歳を経ても、年が経っても、古臭くならない」店舗デザインもあるんだ、って興味もっていただけたらいいなっておもって、この記事を書きました。
店舗開業のときって、どうしても、「いまのこと」だけしか目に入りません。
でも、「地域で永く愛される店」にしたいなってチラとでも思われたら、設計のときに、弊社担当者にぜひ、そのご要望もお伝えくださいね。
素材も、流行りの素材や高級素材をかえってお勧めしないかもしれませんが、永く、清潔感のある、お店って、やっぱりそれなりに、工夫があるんです。