本物の美容を伝えるブログ

美容室内装工事を提供する工事業界側の常識と、お客様の常識がくいちがっている

いいものを安く手に入れたいという気持はだれにもあります。

今日も引続き、美容室店舗工事業界の経費のしくみをみていきましょう。

■工事業界の常識と非常識

工事業界の常識と、お客様の常識とがかけ離れています。

工事業界の常識は、お客様からみればいわば工事業界の非常識ということになります。

 

だから、よく覚えていてください。

はじめに営業マンが概算見積書が、最終精算請求書がでるときに大きく変わる。

これは工事業界の常識です。

 

坪単価30万円で工事ができるとうたっているので、40坪なら1200万円で工事ができると思ったら、これが契約する時には2000万円といわれる!

これは当たり前のようにこうなります。

なぜはじめからすべて込みの値段を提示しないのか?

それは最終工事価格を正直に最初に話したら、お客さんは振り向いてくれからです。

「高い!」といって、他に見積りを依頼しなおしてしまわれます。

 

美容室をつくるオーナーさまと、工事会社では、坪単価の意味が違って理解されています。

オーナーさまの「建築費」とは、美容室の内装工事に関するすべての費用を意味します。

つまり「引渡し価格」です。

そう思って、最初にもらう見積金額をみて判断するわけです。

 

しかし、工事会社にとっての建築費は違います。
それは、建物の本体を建てる「本体価格」という意味合いが強いのです。

 

ですから、工事会社が考える建築費と、オーナーさんが考える建築費を”同じ”にするには、この本体価格にオプション料金を加えなければなりません。

ここでいうオプション料金とは、照明器具や、セット面の鏡、ボイラー、エアコンなどのことです。

そして、もしあなたの美容室が路面店で集客できるファサード(外装)をしつらえたいとおもえば、外装費もプラスされます。

それらの合計金額が、オーナーさまに、最終的に引き渡す価格となるのです。

 

なので、「最初に営業マンがいう坪単価を見て、その安さにひかれてお願いしてみたけど、結局、ぜんぜん安くなかった」

こんな話は、ごくごく普通にきかされます。だまされた感満載で、開業日を迎えることになってしまうわけです。

 

大変悲しいことに、オプション分の注文を繰り返すうちに、当初の見積り金額の倍近い額にまで、請求金額がふくれあがってしまった、なんて話が後をたちません。

それでも設計会社や工事会社は決してあなたに同情しません。

なぜなら、営業がいう坪単価と引渡し価格が大きく違うのは、「オーナーさんがオプションを欲しいと言った」と考えるのが常識だからです。

 

たしかに本体価格だけですまないのは、パソコンや車などと同じからくりです。

付属品を買うことで、本体価格よりも、最終的に支払う金額が膨れ上がるのは同じ構造ともいえます。

 

坪単価というものを絶対視しない

なので、「坪単価○○円」という言葉をうのみにしないようにしましょう。

そのためには、詳細の見積書をきちんともらいましょう。

見積書をもらった段階で、「エアコンは入っているか?」「ボイラーは含まれているか?」「鏡は入っているか?」など、欲しいものが含まれているかどうか」といった、見積書のなかに記載されている詳細項目をどうかをきちんとみてください。

 

「欲しいものが入っていないから安い」のか、「欲しいものが入っているけど安い」のかこの違いがとても重要です。

坪単価が安いから、見積書総額が安いからという理由で、見積書を比較検討してはいけない理由がここにあります。

 

今日のポイントは2つです。
見積書を比較検討するとき.

1.欲しい項目が入っているか?チェックする。欲しい項目が抜けているのに安い場合は、そこからさらに高くなる可能性が高い。

2.見積書同士の数字を比べるときは同じ項目の金額を比べる。たとえば、エアコン本体が15万円なのか、エアコン設置工事費込みで45万円なのか、といったものは、同じ項目でないので見比べても意味がありません。

さて次回は、安心の設計、工事会社をみつけるための方法をお伝えします。

 

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