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本物の美容を伝えるブログ
3.32025
人口が減る地域でどうやって美容室の新規顧客を獲得してゆくのか?やるべきこと3つ。

人口減少に伴う、経済停滞は、美容業界だけでなく、地域全体にとっても大きな課題です。
とはいえ、だれもが困っているからと、わたしたち美容室もただ手をこまねいて、待っているだけというわけにはいきません。
永く愛される美容室でありつづけるために、新規顧客獲得という難しさも解決してゆかなければなりません。
この記事では、人口減少地域でも新規集客するための、3つのポイントをアドバイスとしてご提供します。
1.
人口減少が進む中で顧客を獲得するには、サービスの幅を広げ、より多くの顧客層にアプローチすることが有効です。たとえば、従来の美容サービスにとどまらず、エステティックサロンや、マッサージサロンなどの他業種のサービスも取り入れることで、幅広い年齢層や性別の顧客を獲得できる可能性が高まります。
たとえば:
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本格的なアロナテラピーサロンで人気の独自アロマボトルを作成し提供するメニューを導入
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高齢者向けの訪問サービスや介護施設との連携
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子供向けの特別メニューや家族割引の設定
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フェイシャルエステやツボ痩せなど、リラクゼーションや美顔サービスの追加
これらのプラスαのメニューを通じて、既存顧客の来店頻度と、一度の購入金額を高めることができます。
また同時に、新規メニューをアピールすることで、新規顧客の獲得のためのキャンペーンのきっかけにもできます。
2.
人口減少時代において、デジタル技術を活用したマーケティングは欠かせません。
特に若い世代の顧客をとりこむには、SNSを中心としたオンラインでのプロモーション活動が必須です。
デジタル、と聞くだけで、自分はそんなに詳しくないからと身構えそうですが、簡単なところからデジタル化を図ることができ、それらも有効に働きます。
たとえば、次のような施策をとりいれてみてください。それだけで、顧客体験が向上し、新規顧客の獲得と、そしてリピート率の向上を図ることができます
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SNSを活用した店舗情報の発信と顧客とのコミュニケーション強化
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オンライン予約システムの導入による利便性の向上
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ウェブサイトやSNSでの魅力的な写真や動画の投稿による認知度向上
これぐらいのデジタル化ならできそう、いやいや、これぐらいならすでにやってるよ、とおっしゃりますか。
であれば、大丈夫。
さらにもし追加するなら、
・顧客データを活用したパーソナライズ化されたサービスの提供
まで付け加えたら、なおよしです。これは、POSシステムの導入で、実現できます。
デジタルマーケティングを通じて、情報発信で店舗の魅力をつたえ、顧客とのかかわりを強くすることができます。
また、オンライン予約システムの導入は、24時間いつでも予約可能な環境を提供し、顧客満足度の向上につながりますし、接客中の電話対応が無くなる分、サービスの質向上にもつながります。
3.
人口減少が進む中で、地域に根ざしたサービス展開とコミュニティの形成が、顧客獲得と維持に重要な役割を果たします。
といわれても、何をすればいいのか?とおもってこの記事を読んでくださっているわけですよね。
はい、たとえばこんなとり組みはいかがでしょうか:
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地域イベント(たとえばフリママーケット、七夕まつりなど)への参加出展や、祭りやイベントへのスポンサーシップ(お祭りで名前を売ることができる)を通じた認知度向上
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地域の高齢者向けの訪問サービスや介護施設との連携強化
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地元の学校や企業と提携した職業体験プログラムの実施
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環境保全活動への参加など、地域貢献活動の推進(クリーン活動や、地域の子どものスポーツを応援する活動や、子どもの居場所をつくる活動など)
これらの活動を通じて、店舗の存在感を高め、地域住民との信頼関係を構築することができます。
これらの活動を地道に行っておられるサロンオーナー様は、自らも地域イベントをたちあげたり、地域をサポートするNPOを立ち上げたりして、地域の課題を解決するひとの集まりの中心を担っておられ、そのこと自体も楽しんでおられます。
これがまわりまわって、お店の宣伝に自然とつながっています。
また、紹介制度を設け、既存顧客からの紹介や口コミによる新規顧客獲得を積極的に行いましょう。
まとめ
人口減少に伴う新規顧客獲得がむずかしくなるという問題は、美容室業界だけでなく、地域社会全体が直面している課題です。
とはいえ、しっかりと上記の3つのポイントに積極的に取り組むことで、この課題を乗り越え、永くつづく経営を実現することができます。
・メニューの拡大
・デジタルの導入
・地域イベントへの積極的な関与(創出)と地域のハブになる活動
をぜひやってみてください。