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本物の美容を伝えるブログ
11.132017
美容室スタッフルームで社食ランチを出すために知っておきたいコト
美容室開業支援の当ブログをご訪問いただきありがとうございます。 お客様との笑顔あふれる美容サロン開業支援プロデューサーの、和田美香です。
先週の美容室に社食ランチを、という話題に対して、フェイスブック経由や、実際にお会いしたかたから、多方面にわたっていろんな声をいただきました。
先週のブログ 美容室スタッフルームでも社食みたいにランチがだせればいいな https://salonopen.com/archives_2934.html
たとえば、
「サロンに料理の匂いが漂ったら、お客様へサロンイメージがさがらないか」
「トイレにいけないほど忙しい夕方は、低血糖症で倒れそうになるので、あたたかい食べ物が手軽にすぐ食べられる環境があるのは嬉しい。たとえまとまったの休憩をとれなくても、手軽に温かいのがいつでも食べられるというだけで、環境が違うと感じる」
「社食が出せるのは、利益があがっている大企業ぐらいしか無理だとおもっていた」
などなど。
わたしのアイデアは、賄いの場所がなくても、賄いのおばちゃんがいなくても、AI機能搭載の自動調理鍋の導入でちょっとでいいから幸福度をアップさせたい、てなアイデアです。
このアイデアが生まれたそもそものきっかけって、こんなところだったのです。
社食を導入する美容室のメリット その1
顧客に対してのブランディングの一環として、美容と健康促進企業の旗あげをする。
社食を導入する美容室のメリット その2
社員の健康をランチからも手厚くサポートする福利厚生のゆきとどいた企業としてスタッフ募集をやりやすくする
いちばん多かった、匂いについての心配は、スタッフルームに換気扇がかならず、フロアとは別についているのが、美容所登録時の条件なので、料理の匂いが流れないといいなとおもっています。
これは、こんど、自社サロンで試してみますね。
★
さて、どれぐらい、美容室側、つまり会社側が、社食ランチをAI鍋導入で費用をかけなければならないのか、どのぐらいの経費が必要なのか、わからないと動きづらいですよね。
調べてみました。
まず、どんな条件があれば、スタッフに出した食事を、福利厚生費として経費で落とせるのか、調べてみました。
すると、次の2つの条件を満たしていることが必要ということがわかりました。
・役員や使用人が食事の価額の半分以上を負担していること。
・次の金額が1か月当たり3,500円(税抜き)以下であること。
(食事の価額)-(役員や使用人が負担している金額)
出典食事を支給したとき|国税庁
上記式の「食事の価格」とは、ランチ支給する食事の材料費の金額を指しています。
ここで、気をつけたいのが、100%会社が負担した場合は、福利厚生費にならないので、適切な額を、スタッフさんにランチ代として出していただく必要がでてきます。
上記の国税庁の条件に則って、福利厚生費にするためには、美容室側でランチ負担するとしたら、1日(昼食1食)あたり 159円 (3,500÷22日≒159円) が会社が補助できる上限金額となります。
となると1食最低 318円 (159円÷50%≒318円) 以上の食事材料費であることが最低条件となります。
スタッフさんに負担いただく1食の負担額が158円だとあまりにぎりぎりなので、仮に、1食のランチ代を200円負担いただくことにするとします。
みなさん手軽なランチとしてコンビニで1食「食パン2個+ペットボトル1本」程度の400円程度をつかっておられると仮定しますと、それとくらべれば、温かい食事が1食200円で食べられるなら、スタッフさんのお財布にも優しいことになります。
美容室側も、一人1食分350円程度でつくれる費用を最初に設定し、この金額枠のなかでメニューを考えることと決めておけば、メニューの食材費も決まります。
もし、スタッフさんが5人なら、22日稼働のサロンとして、1ヵ月の食材費は約4万円弱でまわせるメニューをつくればよいことになります。
しかも会社の負担額はお一人3500円以下。5人いらしっゃるとすると、17,500円程度の福利厚生費が経費となります。
初期導入費は、ホットクックの機械代が、5万程度。
あと、調理器具がそろっていないところは、プラス調理器具や、食洗器を買ったり、カトラリー類を買ったりということになりますでしょうか。
この投資ができるほど利益が出ていて、福利厚生に使いたいなとおもえるラインなら、このアイデアをミーティングにかけていただければいいなとおもいます。
わが社では、スタッフルームのドアの上下が、空いていて、匂いを閉じ込めておく閉鎖空間でないので、まず、匂いの問題を検証するところからですね。
それから、「朝の忙しい時間に、サロン開店準備以外に手が回らない」と反対されるときには、どうしようかしら。
そこはまた、いろんなサロンオーナー様からの声をお聞きできたらいいなとおもいます。
みなさんのアイデア、またお聞かせください。
追伸
今日ご紹介の自動調理鍋は
シャープからでている、ヘルシオ・ホットクックです。
1.6Lタイプと、2.4Lタイプがあります。
2.4Lタイプのほうが、自動でつくれるおいしいメニューの数がおおく、お勧めです。
ヘルシオご紹介。
2.4Lタイプの新製品
2.4Lタイプの型落ちならすこし値ごろ感あります。
1.6Lタイプも
お手軽価格の象丸もおすすめ。
匂いの出ない電気圧力鍋と聞いています。