本物の美容を伝えるブログ

建築家が作った店と、デザインだけの店と

神保町にあるギャリー喫茶店にゆき、オーナーさんとお話しする機会がありました。

30年ほど前に開業されたときのこと、そのあと起きたご苦労や、お店にまつわるいろんなことをとりとめもなくお聞きしている中で、店舗デザインのことではっとした言葉があったので、今日は、そのことをお話しします。

喫茶店を、開業したいかたが、全国からお見えになり、ご挨拶をきちんとしたうえで、お店のことをいろいろ質問してゆかれるそうです。

そんななか、こんな質問がありました。

どうしてこのお店は、喫茶店なのに、こんなに静かなんですか?

オーナーさんは、当たり前だよ、ちゃんとした建築家に頼んで作ってもらったのだからと、内装の細かなことをひとつひとつ教えてくださりました。

天井の素材。

床の素材。

壁のこと。

テーブルや椅子のこと。

店舗内装デザインは、資格がなくても、作れますと言った者なら誰でも作れます。

建築家は、ただ資格を持っていて、大きな建物を建てられるというだけが、違うのではなく、ひとつひとつのパーツを組み合わせて出来上がった空閑が、その中にいる人にとって心地いいかどうか、どう心地よくあるべきかを、きちんと考え、計算できるひとが、建築家なんだよ。

だから、ただ安く作ってくれるところに頼むみせとは、違って当たり前なんだよ。

と、教えてくださりました。

ひるがえって、私たち、美容院店舗づくりをお手伝いしています。

わたしたちも、建築家のスタンスで、中にいるお客様、そしてヘアスタイリストがプロとして仕事しやすいように、を最優先でいつも考えてます。

地味なお店の写真も多いです。

でも、中にいる方からは、満足度の高い声をいただいているので、このスタンス、より磨いて行こうと考えております。

写真映えしないと思ってあまりアップしてこなかった内装工事途中のお写真、ポチポチだして、お話しするようにしますね。

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