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本物の美容を伝えるブログ
8.42022
【よくある質問】どのくらいの売上があれば開業を進めて大丈夫でしょうか?
働いていた美容室が突然閉店になってしまったり、突然解雇されてしまったり、給与未納のため辞職されて、働く場所が無く、仕方なくご自身での美容室店舗開業を視野にいれてゆかれる、という美容師さんからのご相談も最近すごく増えています。
リアルなお悩みが、「直近の固定客の数」と「直近の売上」からくる、「これで開業してやってゆけるか」という点です。
今回ご相談をおよせいただいた方は、「現時点では、売上9万程、フリーも合わせて15万程。どのくらいの売上ができれば、開業を進めても大丈夫でしようか?」という内容でした。
独立するのは、なにも今の条件が100%フルに揃ってなくてもいい
独立開業は、美容室に限らずどの業種にもいえることですが、なにも、独立したいと考える今現在の時点で、いい条件が100%揃っていなくてもいい、ということをまずお伝えしたいです。
独立で一番大切なことは、「今後、伸ばして行ける」というポテンシャルを、ご自身のなかでお持ちかどうかということです。
ポテンシャルとは
じゃあ、ポテンシャルって何?とお思いでしょう。
美容室開業を視野に入れられるスタイリストさんの場合だと、新規をどうやって伸ばすかという手段を「持っている」もしくは「これからその集客ノウハウを身に着けるべく今学んでいる途中」というのでも構わないのです。
たとえば、「紹介客増やすトーク術には自信がある」でもいいですし、もしくは、「紹介客を一月20人呼んでいる先輩スタイリストのトーク術を隣で学ばせもたいながら実践訓練中」というのでもかまわないのです。
「チラシを毎月5000枚配付した先輩のノウハウを真似て、自分も毎月5000枚配付することで毎月10人集客し、半年でなんとか顧客リストを100にしてお店を立ち上げます」というのも、根性論ではなく、これ、わりと現実的なポテンシャルというか、むしろれっきとした集客計画というものに分類されるでしょう。
ご自身が得意なこと、やりたいこと、やりたくないことを精査すると、あなたがもっている新規集客や売り上げをつくってゆくためのポテンシャルがうかびあがってきます。
あなたの得意なことは何ですか?
どの集客方法が向いているかどうかはあなたが見極めて!
YouTube集客、Instagram集客もありますね。
みかんぐみが実際に開業をお手伝いする関東圏でしたら、YouTube集客やInstagram集客をコツコツ地道にやってそれなりに成果をあげておられるところもあります。
でも、このブログをご覧のあなたは、関東圏にお住いとは限りませんね。
郊外?、地方?
お住まいの地域によって、新規集客にどの方法が向いているのかは、かなりかわってきます。
チラシも、紹介依頼も、まだまだ有効です。
開業準備が気が重たいなら、こう考えてみてください。
あれ、目標売上金額の質問をしてるのに、ポテンシャルの話しになってしまったとお思いですか。
開業にあたっての目標売上金額は、あちこちでお話ししてきていますし、何度もお話しするように、「どんな開業を目指しているか」でかわってきますので、一律にはいえません。
でも、それでもあえて数値を掲げるなら、最低月の売上は50万円は目指していただくといいでしょう。
こうやって、数値を掲げてしまうと、「足りないところ」にばかり気が向いてしまう方もおられて、いまいち、いいお話しにならないときもあります。
そんなときは、こう考えてください。
開業準備って、いましかできないことをする期間だって。
そう、いましかできないことを、やりきりましょう。
あなたしかできないことを、やりきりましょう。
いま現状だけをみて、開業を考えるのではなく、未来のあなた自身のポテンシャルをひろげ、それを実現する開業にしたいですね。
自分は「○○しか儲からないから、△△のお店をつくる」って表現を自分にするのと、
自分は「★★のお店にしたいから、◎◎もうける」って表現するのと、お店に対する愛着、自分の人生にたいする誇り、お客様への感謝が、随分違ってくるのを、あなたもきっと感じていただけると信じております。