本物の美容を伝えるブログ

美容室の競合がたくさんある地域で差別化を図って新規集客するためにやるべき3つのこと

美容室開業を予定している地域にはすでに美容室がたくさんある。そのなかでどうやって新規集客してゆこうか。差別化が必要といわれるけれど、差別化ってどうしたらいい?

そんな不安や悩みをかかえる美容室開業予定のあなたに、この記事をお届けします。

ここでは、3つの「差別化のためにやるべきこと」をお伝えします。開業前に、ぜひとりくむことで、あなたの不安は、払拭できます。

 

1. 

まず競合店を徹底的に調査・分析しましょう。

競合店のサービスの質、価格、店舗の立地、客層、マーケティング手法などを詳細に調査しましょう。

 

どうやって競合店を分析する?

方法は2つです。

(1)自分で、あらかじめピックアップしていた競合店に顧客として入店し、あらかじめ決めておいたチェック項目を観察し、あとからメモを取る

(2)家族や友人・知人・スタッフとして働いてくれる仲間に、その競合店にてわけして行ってもらって、あらかじめ決めておいたチェック項目を観察し、あとからメモをとってもらう

 

気を付けていただきたいのは、決して、Web上の情報だけで判断しない、ということです。

SNSの写真だけとか、ホームページの価格情報だけでは、本質は見えません。

 

訪問による調査は、5店舗以上行ってください。

このとき、競合店の弱みばかりを探すのではなく、強みにも注目することが大切です。

なぜなら、その競合店の強みを知ることで、これから新規でオープンする自分の美容室の改善点や、これからどう差別化していけばいいかのヒントが見えてくるからです。

 

また同時に、開業を予定している自分のお店を客観的に評価してみてください。

専門用語でいえば,SWOT分析といいます。

あなたの技術面での優位性だけでなく、接客や雰囲気、特殊なサービスなど、お客様の目線で魅力的に映る要素を洗い出しましょう。

これらの強みを基に、競合店にはない独自の価値提案を考えることが差別化の第一歩となります。

経営者として、自店のSWOT分析の手法について詳しく学びたいなら、こちらのUdemy公開の動画教材「SWOT分析マスタークラス」がおすすめです。

 

2. 

差別化を考えると、つい、お店から発信する目線だけで計画を立ててしまいがちです。

また、他の店を競合調査すると、つい、「他の店との差別化」にばかり、目がゆきがちです。

 

でも、ここでちょっと立ち止まってください。

繁盛するお店をつくることがあなたの本当の目的です。であれば、単に競合他店と違うことを目指すのではなく、来店いただくお客様にとってほんとうに価値のあるユニークな技術やサービスを提供することが大切です。

美容室に来店するお客様が求めているのは「髪の毛をきれいにしてもらうこと」というのが基本的なニーズです。

そこにプラスα、それ以上の付加価値を提供することで差別化を図ることができます。

どんな付加価値を提供するかによって、差別化の方向性がさまざまに生まれます。

 

例えば、

・最初から最後まで同じ美容師が1人で対応する ➡ マンツーマン接客

・託児室を設ける ➡ 子育て世代の女性男性のオフタイムを支えるリラクゼーション重視の接客

・エクステで映像でも映えるようなヘアスタイルをデザインする ➡ 芸能人風ヘアスタイルの仕上げが得意

などなど。

目に見えてわかりやすいメリットを提供することが効果的です。

というのも、SNSやホームページで掲載する写真が、ここで決定する差別化要因に沿って、決定してくるからです。

 

もしくは、いまよくある、カラー専門店やヘアケア専門店など、特定の分野に特化することで、より専門性の高いサービスを提供し、差別化を図ることも考えられます。

 

あなたの美容室の顧客ターゲットとその顧客のペルソナを明確に定めるとき、近隣の競合店がどのような顧客をターゲットにしているかを考慮しながら、決めるというのも有効な手段のひとつです。

自店の得意な顧客タイプを見極め、そこに焦点を当てたサービス展開を行いましょう。

なんでもできる、というアピールは、なんにもアピールしないのと同じになってしまいます。

 

3. 

差別化ポイントがきまったら、それを効果的に顧客に伝えるツールや方法が必要になります。

この顧客に伝える方法が、マーケティングといわれるものです。

腕がいいから、自然とお客様が美容室に来るという時代は終わっています。

競合店が多くひしめく美容室業界では、マーケティングを通じて、顧客に「他の店と違うから、来てね」とアピールし、生き残ってゆく道を見つけ出すことが必要になります。

美容室店舗オーナーとして独立するなら、マーケティング手法をひとつ確率してから独立に踏み切ることを強くおすすめします。

 

まず、必要なのは、自らの美容室の差別化ポイントがはっきりわかる言葉と写真で、ウェブサイトを作成することです。

また、SNSで、フォロワーを集めるしくみを構築しましょう。

 

このとき、どのような写真や、発信情報なら、他店と違うと受け取ってもらえるのかを、ポジショニングマップ(2つの十字の軸で、4つに区切られた枠のどこに位置するかをマッピングした図)などで確認してから発信すると、効果的です。

 

泥臭いようですが、確実に効果がみこまれる地域コミュニティとの関係構築といった活動も、競合店にはない独自のアプローチとして展開することができます。

たとえば、商工会議所の青年部で活動する、消防団員として地域に貢献する、ビーチクリーンなど地域清掃行事には積極的に参加する、といったことも、「地域コミュニティーとの会計構築」には含まれます。単に、商店街の集まりに顔を出すだけではありませんよ。

 

最後に

美容室を新規で開店する前に、たくさんある他の美容室とどう差別化をはかるか、というお話をしてきました。

・競合を調査し分析する

・自店の強みと弱みをあぶり出す

・顧客のニーズにあわせた特徴を自分でなにを提供するか決める

・自分の店の特徴を伝えるマーケティング手法を確立する

です。

 

なお、この差別化戦略は一度確立したら終わりではありません。

時代の流れや、地域の変化、顧客ニーズの変化に合わせて、こまめに見直しが必要です。

また、競合店だって、同じようにずっと同じままで居るわけではありませんので、常に、注目しつづけましょう。

また、独立したらトンと美容講習に行かなくなる、ということのないよう、美容トレンドにも注目しつづけ、お客様に対して美のプロフェッショナルでありつづける努力をおしまないようにしましょう。

 

自らの美容室の差別化ポイントを進化させ続けることで、長い目でみて、生き残ることができる美容室でありつづけることができます。

 

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