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『マンツーマン美容室開業の成功ポイント』「内装材選びの基礎知識1」

5.美容室店舗内装材選びの基礎知識(全4回)その1

この章では、美容室店舗の内装材選びの基礎知識として、6つの項目を、全4回にわたってお伝えします。

内装材選びの大まかな方向性は、ヒアリングをもとにデザイン設計事務所が行ってくれます。そのなかで「色」や「素材」など細かな決定は、カタログやサンプルをみて、あなたが決めるも多いでしょう。

トータルで居心地のよい空間をつくるために、色や、素材のコーディネートがポイントになりますので、参考にしてください。

 

5-1 内装材は床から検討

床材は、張替えやなどリフォームがしにくいうえに、工事面積も大きく、コストもかさむ場所です。飽きのこない色や素材を選び、次に壁面や、天井、他、インテリアの木の色をあわせてゆくといいでしょう。

 

 床材を選ぶポイントは3つあります。
1つめは、質感や色などのインテリア性。
2つめは、耐久性。
3つめは、メンテナンス性。

床材の色は、明るい色にすると面積が広く見えます。

耐久性として、床の摩耗や、ハイヒールのかかとの跡が残るかどうか、材質を選ぶ際に確認しながら選びたいです。素材の摩耗や傷跡が「味」として捉えられるかどうか、ご自身の感覚も確認してください。

クリンネスは、サロンの生命線ですので、毎日の掃除がしやすい床であることも考慮に入れたいですね。掃除の方法も確認して選んでください。

 

また、シャンプー台の床材と、カット面のある作業所の床材とを変えることで、コーナーの雰囲気を変えることができます。水周りは掃除しやすいだけでなく、すべりにくいものを選びたいですね。


(写真の説明)
床材選びの他のポイントに「働くスタッフの健康」もあります。長時間過ごす仕事場ですので、足腰に疲労のない素材や、冷えを伝えにくい素材を選ぶ配慮もあってもいいでしょう。

次回は、「内装材選びの基礎知識」その2です。どうぞお楽しみに。

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