本物の美容を伝えるブログ

美容室で漏水があったときの改修工事は損害保険を使うと損?

美容室と漏水事故というのは、遭遇したくないけれど、ありうる確率がたかい組み合わせです。

先日、漏水事故対応の改修工事の相談をうけた際、サロンオーナー様とのやりとりで、こんな質問をうけました。

 

「店舗の火災保険に、漏水事故対応も含まれているけれど、でも、保険対応で改修工事をしたら、翌年度の支払いの保険料が高くなるのでは? だったら、保険を使わずに改修工事をしたほうがいいと思うでは?どうでしょうか」

 

いいえ、「翌年の保険料が高くなる」というところが間違いです。

保険をつかって漏水に対応する改修工事をおこなっても、次回請求の保険料が高くなることはありません。

事故があった際の美容室の改修工事代金を、保険会社から支払ってもらえるように保険を契約していたのですから、保険をつかっていいのです。

心配なら、ご契約の保険会社に質問なさってみてください。

 

身近な損保といえば、自動車保険があります。

自動車保険では、事故で傷ついた車を、保険対応で修理したら、翌年度請求の保険額があがる場合がたしかに多いです。

このことを身をもって体験されていると、「損害保険は使うと翌年高くなる」という思考になってしまわれている方が多いようです。

漏水事故で対応のために現地へいってご相談をうける弊社担当者も、「保険をつかって修繕工事したら、翌年の保険料が高くなるって思われているサロンオーナー様が結構いらっしゃる」とのことを言っております。

 

ということで、漏水事故を、保険で改修工事おこなっても、翌年、保険料が高くなることはありませんのでご安心ください。

 

ちなみに、このご相談があった美容室様の老衰の原因は、建物の排水管の老朽化が原因でした。

なので、サロン様でなにか過失があったわけでもないので、なおのこと、自前費用で、床や壁の取り換え工事を行われる必要はなかったのでした。

 

漏水事故、あってほしくないです。

でも、自分のサロンが漏水事故をださないようにいくら対策をしていても、上階から水が漏れてくる場合もありますので、なにかあるときは、まず、保険会社(正しくいうと、契約した代理店の窓口)と、設備や工事ができる会社のまどぐちに連絡して、原因究明と応急処置、してください。

 

 


関連記事

ページ上部へ戻る